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本当の危機に備える
東京オリンピックが開催される予定だった2020年7月の訪日者数は、
前年同月⽐ 99.9%減の 3,800 人との事です。
日本政府観光局(JNTO) 調べ
99.9%減って。。。
以前、小泉元首相が仰っていた「3つの坂」というものを想起しました。
この世界には3つの坂がある。
1つ目は、「上り坂」
2つ目は、「下り坂」
そして3つ目は
「まさか」です。
現在の訪日者99.9%減の状態は、誰も予想できなかった「まさか」です。
今このブログを書いている2020年10月は、以前より少しはましになっているようにも見えます。
ですが、これから冬になりますし、当社を取り巻く環境にも「まさか」が起こらないとも限りません。
ですので、本日は当社代表の私が危機に備えている3つの事をご紹介します。
1.未来を見通す(これまで以上に)
できるだけ早く変化に気づき、対応できるようにする。
未来を見通す事は、経営者の大事な仕事の一つですが、命がけで未来を見通さなければならない状況です。
私は情報収集の量がコロナ禍前の倍以上になりました。
もちろんピンチをチャンスに変える為、新規事業のアイデアも考え続けています。
2.厚くする(資金)
もしかすると月の売上が99.9%減になるかも知れません。
売上が99.9%減になると社員に給料を払うのが難しくなるでしょう。給料を払ってくれない会社で働いてくれる変人は普通いないでしょう。
会社の未来の為に、価値のある商品やサービスを創造・提案してくれるのは社員です。社員がいなくなると会社は終わります。
元々は必要なかったのですが「まさか」に備えて銀行からの借り入れ額を個人保証で増やしました。
3.減らす(必要でないものを)
まず外部環境を鑑み、攻められない事業を速やかに止めました。
緊急事態宣言で求人エントリー数が大幅に減った為、効果の見込めない求人手法も取り止めました。
一番大きなインパクトを与えたのは、7月にオフィスを無くした事です。
オフィス退去日に机や椅子を買取業者に引き渡した後、何も残ってない社内を掃除しながら「会社が潰れるのってこういう事なのかな。。。」とか全然潰れてもいないのに寂しい気持ちになりました。が、捨てて大分すっきりさっぱりしました。
「まさか」という本当の危機に備える。来ないにこした事はないのですが。
当社の準備は整ってます、後は前進するのみです。
中林 義太郎
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