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2018/02/03
人間の善悪について
私が生きる上でとても大切にしている考え方の一つをご紹介します。
人間は生まれながらに善なのか、悪なのかという疑問に対して、
山岡荘八さんの小説、徳川家康に答えが書いてあります。
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徳川家康が豊臣秀吉の子、秀頼に送ったとされる言葉 – 人間の善悪についての考察 –
人間は、実は生まれながらにして、善人でも悪人でもないようじゃ。
したがって、わが目で善悪を決めてかかるは大きな誤りを招くもとになる。
これは悪人だの、これは善人だのと決める場合は、必ずその底に偏見がひそんでいる。
つまり、自分にとって都合のよいものはこれを善人とし、不都合なものは悪人と決めてゆく
その偏見をとり除いてみると、人間はどうもみな白紙のようじゃ。
それが交わるもの、おかれた場所、おのが欲の多少によってさまざまに色づけられる。
貧しいままに捨ておけば盗みに走り、女子の中を泳がせると色に溺れる。
不遇にして才あれば謀叛を企て、力量あって所を得ねば乱をなす。よいかの、
問題は九分九厘まで、生まれつきにはなくて、後の育ちと利害による。。。と、
申して、むろん宿縁の影響が全くないと申すのではない。
お主の身辺や家中に、もし悪人が多いと見えたら、それはお主の落ち度でござるぞ。
お主がもともとの白紙に、よい色づけをしてやらなんだ結果と思わっしゃるがよい。
—
あなたの周りはどうですか?
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中林 義太郎
代表取締役 : ベースメントアップス株式会社
Learn from yesterday, live for today, hope for tomorrow.
昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう。
by アルベルト・アインシュタイン
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