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ケーキ屋さんとビジネスの話
今日はケーキ屋さんについて。
外資系企業の日本法人社長をしている知人が独立起業を検討しているという事で、
その際にチャットで話した内容を紹介します。
これかなり大事な事を話し合っているのですが、若者、特に学生には理解され難いです。
なぜ若者に理解されないか。それは
お金がなくて惨めな経験をした事がないから。
登場人物
中林(私)
久保さん(仮名)
久保さん
うちの近くにケーキ屋が撤退した後に別のケーキ屋が進出するんだが、
そのケーキ屋は他に既に1店舗あって儲かっているらしいんだよ。
・「チーズケーキ専門店」
・「北海道」のチーズ
・「世田谷三軒茶屋」
の3つにフォーカスして、やり方がうまいなと思った。
「世田谷三軒茶屋で北海道のチーズを使ったチーズケーキ専門店」
確かに近郊の人なら一度買ってみようかと思わなくもないし。
スタッフに話を聞いたら、オーナーはケーキ職人でもなんでもなく異業種から参入してきた、と。
機械の購入コストや、仕入先を確保できるか、上手いチーズケーキを作れるか、の課題はあるけど、
フォーカスすればやりようはあるかもね。
中林
なるほど、顧客を納得させる(リピートさせる)味がだせると良いけどだせるもんかな?
久保さん
ケーキ職人でもなんでもない人がやってうまくやれてるのをみると、味にこだわるよりも
北海道の素材で作ったチーズケーキ専門店って事を全面に打ち出すだけでもいけそうだな、と。
例えば中林はプログラミングできないけど、エンジニアを雇ったり育成してゲーム作っているのと一緒で、
ビジネスチャンスを感じた領域で、自分はできないけどできる人を雇ってその人に任せる、という方がうまくいくのかな、とも思ったり。
撤退した元のケーキ屋はオーナーがケーキ職人で朝5時から毎日ケーキ作ってたのに儲からず撤退し、
一方、新しいケーキ屋はオーナーはケーキ作れないのに機械入れてバイトに作らせてるのに儲かるのを見ると、商売とやりたいことは別物かなとも思うね。
結局元のケーキ屋さんは、心が折れたと言ってたので。
好きなことやってもうまく行かないとしんどいからな。
中林
ケーキ職人でない人は儲かりそうだからケーキ屋やってて
俺も儲かるからゲームやってるのは同じだな。
儲かってから自分の好きな事をやるのが俺のスタンス。
自分が好きでも儲かってないのは誰の役にも立ってない事と一緒だから。
久保さん
うん、お前の言うとおりだな。
中林
この流れで言うと、久保はケーキが大好きだけど儲からないケーキ職人側なんじゃないか?
これまで会って話をしていた限りでは。
久保さん
そうだよ、やっとお前が言ってた事が理解できたぜ。
まだケーキ作ったり、機材買う前で危なかったぜw
まあ、俺の場合はそもそも毎日5時に起きて本当にケーキ作りたいのか?って自問自答してチンタラしてまだやってなかっただけだけど。
だからもうやりたいことをやる路線では進めていなく、ニッチでチャンスがある分野での事業をすすめるところだ。
中林
良い方向に向かいそうだな。
ここまでです。
やりたい事をはじめからやる
儲けてからやりたい事をやる
あなたならどちらを選びますか?
当社は後者を選択します。
なぜなら利益をださないと「社員とその家族を幸福にする」という
企業理念を実現できないからです。
ちなみに久保さんの言ってたお店はこちら
私とは一切関係はありません。
中林 義太郎
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